マイナスからプラスへ、PTA活動の意識転換を図って
井野小学校に限らず、PTA活動は親御さんの負担として捉えられてしまうもの。そんな中で「お子さん一人につき一度は役員を担当してくださいね」という意味で、ポイント制というものが導入されている学校は多いです。これは親御さんが役員になったら何ポイント、旗振り当番をしたら何ポイントと加点され、PTA役員への立候補者がいない場合はそのポイントが少ない方の中から抽選で選ばれるというものです。私達はこれについてPTAがマイナスに捉えられる大きな要因の一つになっていると考えました。
井野小学校でもポイント制自体は残していますが、これをプラスに転換するために、「一定のポイントがある場合にはお子さんが卒業するときに図書カードをプレゼントする」といったことに活用することにしています。
子どもたちのために動く、大切にしたいのはそんな気持ち
また以前は「1クラスに役員何名」という風に必要人員が決まっていたところを、学年やクラスは関係なく全体の人数だけを決め、やりたいという意思を持っていただける方に優先的に役員となっていただくことにしました。こうした取り組みにより、ありがたいことに現在は非常に率先して子どもたちのために動いてくださる役員さんに集まっていただいています。1年という任期はありますが、もし翌年もやりたいと言ってくださるならば継続していただくこともできます。まだ100％無理をお願いしない状況とまではなっていませんが、親御さんの負担も減らしたうえで、子どもたちのために動く組織としての形が整ってきています。
今の思いを、いつまでも繋いでいきたい
「井野小学校のPTA役員は楽です」といえるわけでは無いのですが、これまでこうした活動を続けてきたことで、「今の体制が続いているうちにPTA役員をやっておいたほうがいいよ」という噂が立っているとも聞いたことがあります。皆さんが動きやすいように現会長が頑張っているからだと思いますが、井野小学校のPTAで今息づいている思いは、きっと後年にも引き継いでいきたいと考えています。ですので、みなさんそうしたお話はあまりお気になさらないでいただければと思います。もちろん「お子さまの楽しい小学校生活のために人肌脱ぎたい」という方がいらっしゃいましたら大歓迎です。ぜひ私たちと一緒に楽しみながら頑張りましょう！
